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論文

照射燃料切断時におけるFPの飛散率とサンプリング用捕集材の捕集効率

泉 幸男; 松井 智明; 池沢 芳夫; 田辺 勇美*

保健物理, 13(4), p.295 - 299, 1978/00

原子炉燃料の照射後試験、特に燃料切断におけるFPの飛散度と各捕集機の捕集効率は、作業環境の安全解析に必要である。天然金属ウラン燃料体4本、のべ8回の切断試験において調査を行なった。飛散度は、揮発性の挙動を示した$$^{1}$$$$^{2}$$$$^{5}$$Sbは4$$times$$10$$^{-}$$$$^{2}$$、粒子状の$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Csは4$$times$$10$$^{-}$$$$^{3}$$$$^{1}$$$$^{4}$$$$^{4}$$Ce-$$^{1}$$$$^{4}$$$$^{4}$$Prは3$$times$$10$$^{-}$$$$^{4}$$でそれぞれ約1桁の差があった。一方、$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Cs,$$^{1}$$$$^{4}$$$$^{4}$$Ce-$$^{1}$$$$^{4}$$$$^{4}$$Prに対するHE-40の捕集効率は100%であったが、$$^{1}$$$$^{2}$$$$^{5}$$Sbに対してはHE-40はわずか数%、CP-20に85~88%を示した。以上のように燃料試験施設においては、活性炭捕集材の必要性と揮発性Sbの飛散に対しより注目すべきことがわかった。

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